奉仕事業

青少年奉仕事業

2021-22年度 青少年奉仕事業

第4回現代アートにふれる 「アート列車を作ろう」
未来に向かって進んでいこう みんなと一緒に

コロナ禍の中、昨年は開催を見送りましたが、今年は形を変えてでも行おうとみんなで知恵を出し合いました。例年は嵯峨美術大学・嵯峨美術大学短期の講堂に生徒さんを集めて開催をしておりましたが、今回は嵯峨美術大学教授・准教授に依頼をして、YouTubeでの配信動画を制作し、各ご家庭で12月25日から1月15日までの間に作品を制作して頂きました。YouTubeでの指導のもと子供たちの自由な発想で一辺約50cm程度のダンボールに絵の具で装飾を行いました。
集まった作品を1月28日に京都西南ロータリークラブのメンバーでサンサ右京に集まり、展示をいたしました。生徒たちの一生懸命に取り組んで出来上がった作品に感動し、やはり子供たちの純粋な心は大人たちを癒してくれました。出来上がった作品は1月29日(土)~2月6日(日)の間、右京区役所1階サンサ右京区民ロビーに展示しました。京都新聞の朝刊に掲載された事もあり多くの皆さんに鑑賞してもらい、最終日には参加者のご家族が作品の引き取りに来ていただき、改めて現代アート事業の良さを実感しました。

国際奉仕事業

2015-16年度 国際奉仕事業

ベトナムの子供達に日本語文化を伝える

2016年1月14日~17日ベトナム国を訪問、経済の中心地である南部ホーチミン市の東隣に位置するドンナイ省ティンタン中学校の子供達へ「日本との経済や人の交流も盛んなことからインターネット等を通じ日本語・日本文化に触れてもらい、将来の仕事や豊かな人生を送る手助けにしてほしい」との思いから、パソコン7台、プロジェクター・スクリーン一式を贈呈した。
当クラブはベトナム人の米山奨学生を2年続けて受入れており、その優秀さと親しみから今回の国際奉仕プロジェクトを行なうこととなった。中学校に到着すると生徒達の太鼓演奏と敬礼で出迎えがあり、贈呈式では歌と踊りで熱烈な歓迎を受けた。式典後は当クラブ会員を中心に折り紙教室を開催してベトナムの子供達に日本文化を感じてもらった。

最後にそれぞれのグループでの制作物を合わせて日本の桜とベトナムの蓮が描かれた1枚の絵が完成!当クラブ懸野会長が「この桜と蓮のように今後も温かい交流を深めていきたいですね」と締めくくり、今般の国際奉仕事業が大盛況のもと終了した。

また、ティンタン中学校訪問とは別にドンナイ省庁、ドンナイ省工業団地管理局を訪問、AMATA工業団地を視察し、日本との経済関係の密度の高さを実感した。現在は大企業からの投資が一段落して中小企業からの投資を目指して交流が活発に行われており、日本の中小企業に高い関心を持たれていた。

今回の国際奉仕事業に於いて、在大阪ベトナム社会主義共和国総領事館の皆様には大変お世話になったことを感謝いたします。

2008-09年度 国際奉仕事業

当クラブでは、日本カンボジア友好55周年であることから、カンボジアの子供たちのために、飲料用井戸の建設をすることにいたしました。

事業背景

カンボジアのタケオ州は首都プノンペンから南へ約85km(車で約2時間半)の場所に位置しています。人口は約90万人、その約90%が農業(米)に従事しています。灌漑施設が整備されておらず、その殆どは雨季による雨水が頼みの綱となっています。地球温暖化の影響を受け、不安定な降雨量となり、収穫量が現象するなど、村人たちの生活を圧迫しているのが現実です。

農業の収穫だけでは家計を支えることは厳しく、養豚や養鶏、都心部への出稼ぎにより生活を補っています。このような生活のため、安全な飲料水(井戸)を自分たちの手で建設することは出来ません。

タケオ州トレアン郡の農村の人々は、近辺(約500m~1km離れた)のお寺にある大きなため池を生活用水としています。このため池の水は牛や豚も用を足すために使用しています。この郡に住む人たち(特に子供たち)は、水を沸騰させて使用する習慣を持っていないため、この不衛生な水が原因の下痢や感染症で悩まされています。

また、このため池の水も乾季には干上がってしまうため、乾季には新たな水源を求め、遠距離を水汲みに出かけます。この水もため池や不衛生な浅井戸が殆どです。

そこで当クラブでは、以下の学校に井戸を建設することになりました。いずれの学校も現在井戸がなく、子どもたちの衛生環境に対して学校側が大変心配をしています。周辺の村人たちもその井戸を使用するために、子どもたちだけでなく、周辺住民の衛生と健康向上のためにこれらの井戸を建設します。

事業地 学校名 生徒数
プライパエイ村 プライパエイ幼稚園
603
ドーンプー村 ドーンプー小学校
356
プレイサンデック村 プレイサンデック中学校
2,147
プオムコール村 プオムコール小学校
229
スレイセス村 スレイセス小学校
798
フラステアート村 フラステアート小学校
247
ドムナックレアチア村 ドムナックレアチア小学校
344
トム村 トム小学校
538
事業目的

この事業の目的は以下のとおりです。

  1. 安全な飲料水の供給を通して、村の人たちの健康や衛生を改善する。
  2. 村の人たちがお互い助け合いながら、井戸が長期的に維持管理されるよう管理組合を設立し、長期的な維持管理を行える村の体制を設備する。
  3. この組合を中心に村人たちが自助努力を行えるようにする。
  4. 以上を通して、相互扶助が取れ、自助努力と自信に溢れた豊かなコミュニティの構築を実現すること。
事業内容

以下のプロセスを通して井戸建設が行われます。

  1. 管理組合の設立と管理組合リーダーの決定
  2. 調印式(井戸を長期的に維持管理し、また周辺の清掃をするなど衛生的なコミュニティ作りのために村人たちが支援を受け、実践に移すことを約束するための調印式)
  3. 井戸建設(作業には必ず受益者の参画を行う)
  4. 完成、維持管理及び清掃作業
  5. 水質テスト(カンボジア政府の水道局にてテストを実施)
事業期間

三ヶ月(土壌の状況により事業期間が変化する)
※この事業は「日本・カンボジア友好の『水と森』協力交流  事業」に対する「日本カンボジア友好年」事業認定を受けています。
カンボジア日本55周年ロゴ

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